車をインロックしちゃった!落ち着いて行う対応策と予防策
車を運転される方の中には、車の鍵が車内にあるのに鍵がかかってしまうインロックが起きた経験がある方もいるのではないでしょうか。
なんとインロックは1日に500件以上も発生しているのです。自分には関係のないことだと思っていても、いつこのようなトラブルが起こるかわかりません。
今回はそんな車のインロックが起きてしまった際にどのような対処をすればよいのか、インロックの原因、またその予防策をご紹介します。車のインロックについてしっかりと理解をし、いざという事態に備えましょう!
車の鍵をインロックしたときにできる対応策は?
車の鍵をインロックしてしまった場合、どうしたらよいのでしょうか?
合鍵を家族にもってきてもらう
家のすぐ近くや会社の近くに車があれば、合鍵を自分でもってくることができます。しかし出先で鍵をインロックしてしまった場合は、自分で鍵を取りに帰ることは難しいですよね。
そんなときは家族に連絡をして、合鍵をもってきてもらえないか頼んでみましょう。家族に合鍵をもってきてもらって、車の鍵を開けるのが最も安心です。
ロードサービス業者を呼ぶ
家族に合鍵をもってきてもらうことができない場合は、ロードサービス業者を呼ぶことも考えましょう。ロードサービスの会員であれば、無料で鍵を開けてくれる可能性もあります。会員の方は、1度電話で問い合わせてみましょう。
ただし時間帯によって対応してもらえなかったり、混雑していて待たされたりする場合もあります。時間帯やその場の状況に応じて判断しましょう。
カギのことなら鍵屋へ連絡する
家族やロードサービス業者に対応してもらえなかったときは、鍵屋に連絡することをおすすめします。ロードサービス業者が行けないような場所や時間帯でも、鍵屋なら来てくれることがあります。まずは電話で相談してみましょう。
緊急事態なら119番
緊急を要する場合は119番に電話をかけて、助けを呼びましょう。夏の暑い時期に子どもが車の中に閉じ込められてしまった場合は、熱中症になるおそれがあり危険です。
インロックの鍵が開くまで長時間かかってしまいそうで、人の命にかかわる状況のときは迷わず119番に助けを呼びましょう。
そもそも車の鍵のインロックはなぜ起こる?
そもそもどうして車の鍵のインロックが起きるのでしょうか?よくある要因をご紹介します。
スマートキーの電波が遮断された
洗車機やコンビニなどの自動ドアのセンサーが原因で、スマートキーの電波が遮断されてインロックしてしまうという場合があります。
スマートキー搭載の車はスマートキーの電波を受け取ることで、鍵のロックを解除します。しかし洗車機のセンサーなどほかの電波が原因で、スマートキーの電波が遮断されてしまうと車に電波が届かなくなります。そうすると車はスマートキーが近くにいないと勘違いをし、インロックを起こしてしまうのです。
誤作動で起きる
車には鍵が車の中や外にあることを確認するためのアンテナが設置されています。このアンテナは通常であれば正常に機能していますが、アンテナのセンサーが届きにくい場所に鍵を置いてしまうと、アンテナが誤作動しインロックしてしまうことがあります。
とくにドアポケットやメーター付近などはアンテナのセンサーが届きにくいので、そこにはあまり鍵を置かないように注意が必要です。
キーの電池不足
車の鍵を近づけるだけで鍵が開く車で起こるインロックの原因として、鍵の電池不足があげられます。この種の車は、鍵が車から遠ざかったと検知すると車の鍵をロックします。
しかし鍵が車内にあっても電池不足の場合、鍵が遠ざかったと判断されてインロックしてしまう場合があります。電池不足による車のインロックを防ぐためにも、鍵の電池残量が少なくなっていないか普段から確認しておきましょう。
子どもが誤って中からロック
子どもが車内にいる場合、誤って子どもが車の鍵をインロックしてしまうこともあります。
鍵を車内に置いたまま親だけが車を離れてしまうと、知らないあいだに子どもが車の鍵をロックするボタンを押してしまうおそれがあります。
このように子どもが誤って車内から車の鍵をロックしてしまわないよう、少しのあいだでも子供を車内に残さないなどの対策が必要です。
車のインロックはとても困る!できる予防策とは?
インロックが起きて車の鍵が開けられない!という事態を防ぐためにも、その予防策をおこなっておきましょう。
スペアキーを持ち歩く
スペアキーを持ち歩いていれば、車のインロックが起きてしまった際でも鍵を開けることができます。いつも使っている鍵とは違う場所に入れておき、いざというときに備えましょう。
スペアキーを失くしてしまっては大変なので、財布などいつも肌身離さず持ち歩いているものに入れておくと安心です。
車の外部にこっそり隠しておく
スペアキーを持ち歩いていても、そのスペアキーごと車の中に置き忘れてしまうかもしれない!と心配な方は、車の外部にこっそり隠しておくことをおすすめします。
隠すスペースとしては、人目に触れないバンパーの裏などがよいでしょう。テープや磁石などを使って固定し、簡単に落ちてしまわないようにすることが大切です。しかし車の鍵がある場所が他の人にばれてしまうと、車の盗難につながってしまうので細心の注意が必要です。
鍵を車内に置く場合は…
鍵を車内に置く場合は、極力鍵の電波が車に届きにくい場所は避けましょう。ドアポケットやメーター付近は電波が届きづらいので、避けたほうが無難です。また、鍵と車の電波の妨げとなる電化製品を近くに置かないことも必要です。
鍵屋へ電話したときのおおまかな流れ
インロックしてしまった車を開けてもらうために、鍵屋に電話をする際のおおまかな流れをご紹介します。
車種と鍵の形状を伝える
まずは車の車種と鍵の形状を伝えましょう。鍵屋が到着後、スムーズに作業をおこなうために必要な情報となります。
今いる場所を伝える
次に今いる場所を伝えましょう。詳しい住所がわからない場合は、近くにある目立つ建物やお店の名前を伝えるだけで大丈夫です。
身分証明書を用意
鍵開けには免許証などの身分証明書が必要となります。鍵屋が到着するまでに用意しましょう。
もしも身分証明書が車内にある場合は、解錠後に提示できることを伝えましょう。車を運転する際は免許証を携帯していると思いますが、万が一何も持っていない場合警察立ち合いのもと解錠することになります。
鍵屋が解決!費用のお支払い
車のインロック解錠をするための費用は業者によってさまざまですが、おおよそ8,000円から10,000円ほどかかると思っておいたほうがよいでしょう。これには作業費用のほか、出張費用も含まれています。
解錠費用が安いので依頼したが、解錠までにとても時間がかかるという場合もあります。鍵屋によって料金や到着までにかかる時間などそれぞれ異なるので、信頼できる鍵屋に依頼することが大切です。
まとめ
車の鍵をインロックしてしまったら、まずは家族に合鍵を持ってきてもらえるか頼んでみましょう。それが難しい場合は、ロードサービス業者や鍵屋に依頼するとよいでしょう。
インロックはスマートキーの電波の遮断や鍵の電池不足によって起こります。スペアキーを持ち歩くなどして、インロックに対処できるよう備えておきましょう。
鍵のインロックを解錠してもらうために鍵屋に電話をする際は、車種や鍵の形状、今いる場所を伝えることが必要となります。身分証明書の提示も求められるので、鍵屋が到着するまでに用意しておきましょう。
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