解錠と開錠のちがいは?頼みまちがえたら大変!ケース別の判断ポイント
車や家の鍵を失くしてしまった場合は、どうにかしてロックを解除したいですよね。その際、業者に鍵開けを依頼する人は多いと思います。鍵を開ける場合は「かいじょう」といいますね。
しかし、「かいじょう」には「解錠」と「開錠」と2つの変換ができます。同じ意味と思いがちな「解錠」と「開錠」ですが、漢字にすると全く意味がちがいます。同音異義語の「解錠」と「開錠」にはそれぞれどういった意味があるのでしょうか。
目次
解錠と開錠、鍵開けを頼む時どちらを依頼すればいい?
ひと言に「かいじょう」といっても、それぞれ意味がちがいます。この章では、「解錠」と「開錠」のちがいについて紹介します。
解錠と開錠は全然ちがう!
同じ言葉でもちがう意味を持つ「解錠」と「開錠」。言葉だけではわかりませんが、文字に起こすとちがいがハッキリしますね。「解錠」の意味は、鍵を壊さずに開けること。「開錠」は、鍵を壊してでも開けることです。
「解錠」のメリットとデメリット
外出先で車の鍵をなくしてしまった場合、業者に解錠依頼をする人は多いですよね。「解錠」は、鍵を壊さずに開けるため、スペアキーがある場合は同じ鍵を使い続けることができます。
しかし、鍵を壊さないように作業をするため、鍵を壊してでも開ける「開錠」よりも作業内容が難しくなってしまい、時間がかかってしまいます。
たとえば、車の鍵をインロックしてしまったという場合は、車中に鍵があるため開けることができればすぐに車に乗ることができます。このケースでは「解錠」をすると、新しい鍵を作らなくて済みます。
「開錠」のメリットとデメリット
「開錠」は鍵や窓を壊してでも開けるという方法です。緊急時にはすぐに開けることができるため、時間をかけずに開けることができます。しかし、鍵を壊すということは二度と同じ鍵は使えません。
「開錠」した場合は、新しい鍵を作らなければなりませんし、お金もかかってしまいます。ですが、車内で人が意識を失っている場合などは、開錠することで迅速に救助ができます。
鍵を紛失してしまったときの正しい対処法
外出先で鍵を紛失してしまうと、慌ててしまい冷静でいられなくなってしまう人も多いでしょう。鍵を紛失した際は、いきなり業者に「解錠」や「開錠」の依頼をするのではなく、以下のように探してみてください。
・手荷物など身の回りを確認
・立ち寄った場所に戻る
・見つからなかった場合は警察に届ける
鍵を失くしてしまったときはまず、カバンやポケットの中など身の回りにないか確認しましょう。見つからなかった場合は立ち寄った場所に戻り、落ちていないかを確認してください。
ショッピングセンターや飲食店などの場合は、お店のスタッフに届けられていないか聞くこともおすすめです。それでも見つからなかった場合は、警察に紛失届を出しましょう。
鍵が壊れた?鍵が開かなくなったときは……
鍵があっても、鍵が開かない場合がありますよね。原因によって、業者に解錠・開錠依頼をしなくてもいいこともあります。
よくある原因
鍵を開けようと思っても、鍵が開かなくなってしまったとき、鍵の故障と思ってしまう人は多いのではないでしょうか。しかし、よくある原因として鍵穴にホコリやゴミなどが、入り込んでいるおそれがあります。
「自分で掃除や開けることができるなら、自分で対処しよう」と考える人もいると思います。しかし、間違った方法で対処すると、状況が悪化してしまうおそれがあります。
おすすめできない自己対処法
・鍵を開けるために強引に回す
鍵がはまっているのに回らない場合、強引に開けようとすると鍵穴の中で鍵が折れてしまうおそれがあります。「解錠」で済むはずの作業が「開錠」になってしまうので、開かない場合は無理せず業者に依頼しましょう。
・細いもので掃除をする
鍵穴にホコリやゴミがあるなら、掃除をしようと考える人も多いです。しかし、つまようじや針金などを使って掃除をすると、鍵穴の中で折れてしまい、鍵を使うことができなくなるおそれがあります。
・鍵穴に潤滑油を差す
鍵が回らない場合に、滑りをよくしようと油を差してしまうと、状況は悪化してしまいます。鍵穴の中のホコリやゴミなどが油でくっついてしまい、最終的に故障の原因になってしまいます。
上記の方法で鍵を開けようとしたり、自分でメンテナンスしようとすると、故障の原因になってしまい、業者に解錠・開錠依頼をすることになります。
鍵の解錠、開錠をプロに任せた方がいい理由
鍵の解錠・開錠をする際は、無理に自分でやろうとせず、プロに依頼するとしっかり作業してもらうことができます。
技術のあるプロが適切に解錠・開錠してくれる
鍵が故障して開かない、鍵を紛失して開けられないという場合は、プロに任せましょう。業者は、鍵に関する知識や専用の道具を持っているため、安心・安全な作業をしてくれます。
鍵修理、鍵交換まで任せられる
自分で開錠することができても、鍵が交換できるまでは施錠することができません。また、鍵の交換や修理が自分でできない人もいます。しかし、業者であれば解錠・開錠依頼以外にも鍵の修理や交換をしてくれます。
次の章では、業者選びのポイントを紹介します。
解錠・開錠してくれる業者選びのポイント
業者を決める際は、業者の実績や口コミをチェックすると業者について知ることができます。
ホームページで実績やサービス内容をチェック
業者を決める際、ホームページを確認する人は多いです。ホームページには、業者がどんなサービスをしているか、作業実績が掲載されています。また、料金案内ものっているため、ほかの業者との大まかな比較ができます。
業者について知りたい場合は、まずはホームページのチェックから始めましょう。
確かな技術を持っているかチェック
業者に依頼するときは、確かな技術を持っているところに依頼したいですよね。確かな技術があるか確認をしたい場合は、鍵師の資格を持っているか確認しましょう。資格の有無は、ホームページ上で確認できます。
セキュリティー面で信頼できるか
お住まいになっている家の玄関や車、金庫など鍵を使うものはいくつもあります。開かなくなってしまった鍵を解錠・開錠した後に心配なのはキュリティーではないでしょうか。たとえばダイヤル式の金庫の場合は、暗証番号が流出しないか不安ですよね。
鍵に関する情報や顧客情報などの管理がしっかりしているかも、業者選びのコツです。
鍵開けの費用でソンしない方法
業者に依頼する際に気になるのが料金でしょう。施工費用や出張料金など、できるだけ抑えたいですよね。そこで、業者を選ぶ際に損をしないために、いくつかのチェックポイントを紹介します。
まずは業者のホームページで料金案内を確認しましょう。料金案内には、出張費用や追加料金の詳細が載っています。また、キャンセル料などがかかる場合があるため、費用を抑えたい人は追加料金などがない業者を探しましょう。
施工費用の相場がわからず、料金が安いのか高いのか判断しづらい場合があります。料金相場を知りたい場合は、料金比較サイトを見てみるといいですよ。また、いくつかの業者で悩んでいる場合は、見積りをとってもらうといいでしょう。
見積りでは、解錠・開錠の施工費用や新しい鍵の付け替えの大まかな料金を知ることができます。また、わからないことを質問したりすることで業者の対応を見ることができるので、丁寧な受け答えをしてくれる業者を選ぶのがおすすめです。
まとめ
鍵は生活するうえで重大な役割をもっています。個人情報の保護であったり、資産であったりとさまざまです。鍵を失くしてしまった場合、確認ができなくなってしまいます。金庫などは自力でこじ開けようとすると、二度と開かなくなるおそれがあります。
鍵が開かない場合は、自力で無理に開けようとせず、すぐに業者に依頼しましょう。業者は鍵開け専用道具を使って「解錠」・「開錠」をしてくれるため、二度と取り出せなくなる心配はありません。
「解錠」の場合は、鍵を壊さずに鍵を開ける。「開錠」は鍵を壊してでも開けるといった意味をそれぞれ持っています。言葉だけでは意味が伝わらないので、鍵開けを依頼する際は、鍵を壊すかどうかを伝えて作業してもらいましょう。
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